クリニックブログ
2022/06/27
歯周病の治療(歯周組織再生療法)
こんにちは。山本歯科クリニックの藤尾です。
本日は、これまでに何度か歯周病の治療のお話をさせていただきましたが、歯周組織再生療法についても触れていきたいと思います。
歯周病は読んだ字の如く、歯の周りの病気で、虫歯とは全く異なります。
歯を支えている骨(歯槽骨)を失っていく病気です。
もちろん年齢とともに少しづつ歯槽骨は吸収していきますが、それ以上に吸収してしまいますと病気ということになります。
部分的に、特に歯と歯の間から進行していくことが多いです。
下のスライド写真のように垂直的に骨吸収を起こしている部分はメインテナンスもできず、進行しやすいと言われています。
そういった部分に歯周病菌が増殖、炎症を起こし、痛み腫れを生じたり、場合によっては抜歯に至ることも多く見られます。
歯周病の最も大事な最初のステップは徹底的な日々のセルフケアです。
次のステップは、セルフケアが確立した上で行う歯周外科手術(歯周組織再生療法)です。
どちらか一方では歯周病は対応できません。両方とも大事なのです。
下のスライドに示します患者様は、二つのステップをきちんと行い、歯周病のリスクを改善しました。
