ORAL
SURGERY欠損部治療
欠損部を補うためのインプラント治療・ブリッジ・義歯
自然に「噛める」日常を
欠損歯を補うためには、インプラント、ブリッジ、入れ歯など患者様に合わせて様々な治療を選択することができます。歯、歯周組織、顎の骨を考えて外科手術を行い、様々なインプラント体や義歯を選択して治療を行います。
支柱・土台・人工歯で支えるインプラント
インプラント構造
インプラントの支柱であるフィクスチャー(ネジ)は、顎の骨に埋め込むため、骨の厚みや神経の位置をCT画像で確認しながら正確に土台を埋入し、機能的に噛める歯にしていきます。
負担を軽減し、高度な治療にもに対応した インプラント手術
インプラントは、歯周組織の炎症リスクや咬み合わせによる骨格や筋肉、全身管理など様々な分野に跨るため、深い知識が必要とされます。フィクスチャー(支柱)と骨が結合するまで2~6ヶ月かかることがあり、術式、検査、診断で患者様に合った安全でより良いインプラント治療を行っていきます。
- 歯を1本失った場合
- 歯を複数失った場合
- 歯を全部失った場合
2回法で負担ない手術インプラント埋入
2回に分けて行う術式です。インプラント体を挿入してから顎の骨が結合するまで治癒期間を置き、結合した後、アバットメントを連結し、被せ物を装着します。治癒を待って行うため、感染症や炎症リスクが軽減します。
インプラントの
メリット・デメリット
メリット
咀嚼機能に優れている
骨から固定されているため自分の歯のように違和感なく噛むことができます。健康な歯への負担がない
ブリッジや入れ歯と異なり隣接する歯での支えが不要なため、健康な歯を傷つけません。審美性が高い
金具が見えず、天然歯のような綺麗な見た目の人工歯を埋めるため美しく仕上がります。寿命が長い
寿命は平均10-15年。正しいメンテナンスを行えば、他の治療法と比べはるかに長持ちします。
デメリット
治療価格が高い
保険適用外の自費診療のため、他の治療法と比べて高額です。治療期間が長い
期間は最短3ヶ月-1年ほど。インプラント体と顎の骨の結合が必要なため長くかかります。外科手術での治療
治療には手術が必要です。ですが入院や全身麻酔は不要で、手術時間は1-2時間程度です。定期的なメンテナンスが必要
インプラント周囲炎を防ぎ、寿命を長くするために必ず定期検診が必要です。
安心・安全で
「噛める」インプラント治療を
臨床データからデジタルサージェリーで安全なインプラント治療を提供。
口腔内を3次元的に診断する
ガイデッドサージュリーシステム
インプラント埋入を、
「位置・深さ・方向」を確認し、
安全で精密な治療を行います。
インプラント治療は、歯科用CTで神経、血管の位置や顎骨の深さなど三次元的に確認し、インプラントを埋め込みます。
正しく埋入するための「ガイデッドサージュリー」というシステムを活用し、CTスキャンでの画像データを元に、治療シミュレーションを行い、治療計画に沿った正確な手術を行います。
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口腔内デジタル印象
理想の埋入手術を行うためのシミュレーション設計を行います。
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埋入位置・角度の決定
顎骨の形態、骨質、歯周組織を予測り、サージカルガイドに沿って、埋入位置、角度を決定します。
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咬合適合
3D模型を作製して顎の構造を視覚的に捉え、正確な咬み合わせになるように整えます。
顎骨・頬骨が不足している患者様でも
安心の治療
土台を創る 骨再生誘導療法
骨が少ない箇所にインプラントを埋入しないといけない場合、顎や頬に必要な骨量を導入するため、骨再生誘導療法という方法で土台を形成し、インプラントを埋入していきます。
GBR骨増生
顎の骨を増生し、土台を形成。
安定したインプラントを埋入
幅や厚み、高さがない骨を、インプラント体の埋め込みがを可能にする骨量にする再生治療です。骨補填材と特殊な膜を使用し、骨増生を行います。
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サイナスリフトSINUS LIFT
上顎洞側面から移植骨を入れる広範囲向け骨増生
多数の歯が欠損し、骨のない部分に行う増生法。上顎洞の横の歯ぐきをめくり、骨のないスペースに人工の骨補填材を入れます。約半年後、移植骨が安定したらインプラントを埋入します。ソケットリフトに比べ治療期間が長く、負担が大きい術式です。
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ソケットリフトSOCKET LIFT
歯の生えていた箇所に移植骨を入れる負担が少ない骨増生
1歯程度の比較的小さい範囲で骨がない場合に用いられる方法。歯が生えていた、または抜歯した箇所から移植骨を入れ、少しずつ上顎洞粘膜を押し上げていき、骨の厚さを確保してからインプラントを埋入します。
治療の流れ
FLOW高度な治療となるため、治療前にカウンセリングと検査をしっかり行い、患者様が治療内容を理解し、納得された上で、一緒に取り組んでいきます。
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カウンセリング
治療法や手術内容、検査について説明します。
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術前検査
歯科用CTで口腔内の検査・撮影を行い、診断を行います。
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治療計画
検査結果を元に、最適な治療計画を考え、安全なインプラント手術を目指します。
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手術
治療計画に沿って、状態に応じたインプラント手術を1回または2回行います。
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術後ケア
術後、インプラント周囲炎など腫れや痛みがないか診断し、安定するまで口腔ケアを行います。
検査について
歯科用CT撮影で
3次元画像から安全に埋入血管・神経の位置、骨の状態を3次元画像で確認し、インプラントを埋入する位置、深さをCTで精緻に知ることができます。
安全な手術、術後のインプラント周囲炎などのリスク軽減のために全身管理を行い、負担を軽減した手術を進めていきます。
噛むための選択肢 義歯(ブリッジ・入れ歯)
噛む力や見栄え、メンテナンス法など、患者様に合わせて治療の選択肢をご用意しています。審美性や耐久性を中心に、噛む機能の改善を考えて、長期的に安定して噛める義歯を作製しています。
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ブリッジ
欠損歯が1~2本くらいで、その隣接する健全な歯を利用して橋を渡すように義歯を作ります。健康な歯を若干削ったり、支えに負担がかかる点があります。
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部分入れ歯
着脱可能で、歯茎の色をしたプラスチックと人工歯を組み合わせた審美性に優れた入れ歯です。外れにくいように特殊な樹脂で作製します。
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総入れ歯
安定して噛めるように、インプラント義歯で対応します。通常、2~6本のインプラントを固定原として利用し、義歯を装着します。強固で安定性があり長持ちします。
ブリッジの
メリット・デメリット
メリット
治療期間が短い
期間は最短約2週間ほど。インプラント・入れ歯の治療と比べると最も短期間で完了します。保険診療で行える
保険適用で治療できるため価格が手軽。審美性や機能性を高める保険診療の選択も可能です。外科手術が不要
外科処置が不要なため、手術への恐怖心や不安がある方も安心して治療できます。装着違和感が少ない
入れ歯と比べると使用時の違和感が少なく、しっかり噛めます。飲食時の温度も感じられます。
デメリット
健康な歯の寿命を縮める
欠損部の隣接した健康な歯を削る必要があり、その歯を支えとするため、大きな負担がかかります。清掃性が低い
取り外し不要な手軽さはありますが、セルフケアが行いにくく、虫歯を引き起こすことがあります。修理が難しい
修理が可能な入れ歯とことなr、不具合があった場合は一から作り直しが必要です。定期的なメンテナンスが必要
支台歯に虫歯が出来やすく、寿命は平均7年。長く使用するために定期検診が必要です。
入れ歯の
メリット・デメリット
メリット
治療期間が短い
期間は約1-2ヶ月ほど。インプラントと比べると比較的短期間で完了します。保険診療で行える
ブリッジ同様、保険適用で治療できるため価格が手軽。審美性や機能性を高める保険診療の選択も可能です。適応範囲が広い
大部分の欠損にも対応可能で、ブリッジと比べ適応範囲が広いです。清掃性が高い
自身で取り外し可能なためセルフケアがしやすいです。違和感を感じた時も外せます。
デメリット
健康な歯を傷める
保険適用の金具使用の治療の場合、支える健康な歯にが傷つきます。装着違和感を感じやすい
インプラント・ブリッジと比べると異物感が高く、ずれたり外れたりすることがあります。咀嚼機能が低い
インプラント・ブリッジと比べると上手く噛めない、硬いものが噛みにくくなります。手入れに手間がかかる
食べカスが挟まりやすく洗浄の手間がかかります。他の治療同様、医院での定期的なメンテナンスも必要です。